TOEFL導入、英語で伝える中身こそ

TOEFL(トーフル)は、受験料が225USドル、1ドル100円なら2万2千5百円。TOEFL(トーフル)ibt試験会場への往復交通費など諸経費を考えると、会場が遠い人などは1回の受験で総費用が3万円を超えることも珍しくないかも知れません。受験者の経済的負担が大きいのに対しアメリカ側はかなり潤います。TOEFLは試験内容的にも、「アメリカンな人」を量産するのに便利な、米国のいわば国家戦略ツールになっていると言っても過言ではないでしょう。

自民党の教育再生実行本部(遠藤利明本部長)の会合で、「英語ができないため日本企業が内向きになる」と述べ、大学入試へのTOEFL導入を提案していた、楽天の三木谷浩史社長兼会長。楽天のミキティさんは英語のとき「You Know」はあまり連発しないほうが良いと思います。

それはそうと、TOEFLが導入されたら潤うアメリカ側は、今頃ニヤけているかも知れません。アベさんグッジョ~ブ!とか言いながら。
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楽天のミキティと安倍ちゃん、がっちり握手。グローバル化で意気投合?
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TOEFL導入 英語で伝える中身こそ
東京新聞 2013年5月8日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013050802000144.html
大学入試に英語力試験TOEFL(トーフル)をという自民党の提言が波紋を広げている。高い英語のハードルを課せば、ほかの勉強がどうなるのか心配だ。日本人の英知は日本語でこそ培われるのではないか。

英語圏の大学や大学院に留学を希望する人のための試験だ。授業や研究に支障がないか実践的なコミュニケーション力が問われる。

そのTOEFLで一定の成績を収めることを大学の受験と卒業の条件にする。高校を出るまでに百二十点満点方式で四十五点(英検二級)を全員が達成する。そんな提言だ。

激化するグローバル競争に危機感を募らせる産業界の強い意向なのだろう。今や世界の四人に一人が英語を話す時代という。インターネットと併せて英語を使えるのは現代人の基本とさえいわれる。

それなのに、日本の子どもの実力は低い。中学で英検三級、高校で準二級~二級というのが国の目標だが、最近でも中三と高三で合格している子は三割にすぎない。

TOEFLの成績も低空飛行だ。日本は百六十三カ国の百三十五位、アジア三十カ国の二十七位に甘んじている(二〇一〇年)。

内向き志向の若者の目をもっと海外に向けさせ、世界標準の人材を育てる。TOEFLをそのカンフル剤に、という狙いのようだ。

だが、大学の出入り口で一律に課すとすれば危うい。英語学習にばかり振り回されて本来の夢や志を諦めたり、才能を伸ばす機会を奪われたりしては本末転倒だ。

大学はじめ学校現場は、産業界にとって都合の良い人材を養成するだけの下請け機関なのか。そんな疑問が浮かんでくる。

意思疎通の道具としての英語か、教養としての英語か。幕末の開国以来、英語公用化論を含めて論争が繰り返されてきた。現実には全員が大学に進んだり、外国で働いたりするわけではない。

仕事や留学などで本物の英語力が試される場合に備え、学校現場はしっかりと基礎づくりを工夫しておく。どの程度まで積み上げるかは個々の判断と努力に委ねたい。

日本人にとっては、母語である日本語こそが知性と感性の土台だ。斬新な発想も、先駆的な知識や技術も、母語から生み出される。身につけた英語で受発信する中身が大切なのだ。

すし、着物、柔道、漫画、改善、カラオケ、もったいない…。そのまま英単語になった言葉は多い。空っぽの英語より実のある日本語の方が世界に通用する。
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