太陽光発電:電力9社 今夏ピーク時の供給は原発10基分

太陽光発電:電力9社 今夏ピーク時の供給は原発10基分
毎日新聞 2015年10月09日 19時18分
http://mainichi.jp/select/news/20151010k0000m020039000c.html
沖縄電力を除く大手電力9社が今夏の需要ピーク時に供給した電力のうち、太陽光発電が6.4%を占めたことが9日、分かった。太陽光発電の新設が進んでいる上に、日射量に恵まれ、昨夏の3.7%から倍近く伸びた。出力は原発約10基分に相当する計1093万キロワットだった。経済産業省の有識者会合は9日、原発を持たない沖縄電力を除いた、9社管内の今夏の電力需給を検証した。太陽光発電は日差しが強い夏の日中に発電量が伸びる特徴がある。冷房の電力消費量が増える時間帯と重なるため、夏場の電力需給の緩和に役立った。(共同)
…….

猛暑でも電力不足が起きない理由
需要ピーク時、全国で太陽光発電が補う
J-CASTニュース 2015/8/27 11:32
http://www.j-cast.com/2015/08/27243654.html?p=all
電力需要は毎年夏に需要のピークを迎える。原発事故直後は「原発が再稼動しないと電力不足となり、大停電が起きる」と政府や電力会社が主張してきたが、現実に国内の原発が全基停止しても電力不足は起きていない。

その要因の一つが太陽光発電だ。普及が進む太陽光発電が昼間に活躍し、電力需要のピーク(最大電力)時に必要な電力を供給する役割を果たしている。真夏のピーク時には原発の代替電源になりうるのではないか、という声さえも出ている。

猛暑となった8月第2週は晴天が続いて太陽光発電が貢献

「この夏は昼になると太陽光発電がたくさん入るので、原発はなくても困らない。昼過ぎには火力発電の出力を絞るくらいだ」

8月上旬、電力関係者がこっそりと漏らした。この夏、8月上旬が全国的に猛暑となり、東京では7月31日から8月7日まで「猛暑日」が8日間連続し、新記録を更新した。猛暑となれば全国でエアコン需要が増えるため、電力会社の需要ピーク(最大電力)も8月第2週に集中した。東京電力は8月7日午後1時に4957万キロワットの最大電力を記録。ところが、原発停止でも供給力は5375万キロワットあり、実績使用率は92%。供給力には8%もの余裕があった。

注目すべきはピーク時の供給力の内訳だ。東電によると、5375万キロワットのうち、東電が自社で発電するのは4384万キロワットで、約2割に当たる991万キロワットは「他社からの受電」となっている。この他社受電分の中には「固定価格買い取り制度」で東電が買い取る太陽光発電や風力発電などが含まれているが、他の大手電力からの融通分は含まれていない。

東電の送電網に接続している太陽光発電など再生可能エネルギーは2015年6月末現在で790万キロワットあり、晴天であれば原発8基分の電力を供給できる計算になる。猛暑となった8月第2週は晴天が続いており、他社受電の991万キロワットの半数程度は太陽光発電が貢献したとみられている。

夏の電力需要ピークに適した電源?

原発が全基停止しても電力不足が起きず、電力需要ピーク時に太陽光発電が活躍する構図は、他の電力会社も同じだ。関西電力のピーク需要(最大電力)は8月4日午後4時で2557万キロワット。これに対するピーク時供給力は2781万キロワットで、このうち「他社からの受電」は634万キロワット。関電は6月末時点で原発3基に当たる303万キロワットの太陽光発電が送電網に接続しており、他社受電の半数近くを太陽光が占めたとみられる。

九州電力のピーク需要(最大電力)は8月6日午後4時で1500万キロワット。ピーク時供給力は1721万キロワットあり、うち他社からの受電は470万キロワット。九電は原発5基分に当たる517万キロワットの太陽光発電が送電網に接続しており、晴天時はフル活動したとみられる。

もちろん太陽光発電は日没後に発電ゼロとなり、曇天でも出力は下がる。しかし、真夏の電力需要のピークは晴天で気温の上がる午後に集中する。太陽光発電が最も活躍できるタイミングで、夏の電力需要ピークに適した電源だという声さえ出る。電力会社にとっても、真夏の需要ピーク時に民間の太陽光発電が電力を供給してくれることは、自社の火力発電の燃料代節約になるため悪いことではない。ただ、日が落ちても冷房需要が落ちないケースがあるため、太陽光発電が万能というわけではない。ただ、コストが高いこともあって電力会社に評判の悪い太陽光発電だが、使い道は意外にあるようだ。
…….

猛暑でも電力余り 安倍政権はなぜ「川内原発」再稼働させる?
日刊ゲンダイ 2015年8月10日
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/162588/1
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/162588/2
世論の反対を無視して川内原発1号機が11日再稼働する。安倍首相は9日、「原発は何より安全を優先させる」と口にしたが、これを皮切りに全国で原発再稼働を推し進めるハラだ。

しかし、この異常な猛暑でも電力は余っている。危険極まりない原発を動かす必要があるのか。

先月末から酷暑に見舞われた東京都心は、最高気温35度以上の猛暑日が8日連続し、1875年の観測開始以降の最長記録を更新した。真夏の昼間は、エアコンなどで電力使用が最も多くなる時期だ。それでも需給は逼迫していない(別表)。2012年に始まった再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)が追い風になり、太陽光が大貢献している。原発に頼らなくても、この国はやっていけるのだ。

なのに、なぜ必要もないのに安倍政権は原発を再稼働させるのか。

「12年の総選挙で安倍政権が返り咲き、13年2月に安倍首相が施政方針演説で原発再稼働を明言した時点で、福島や東京から離れた九州あるいは北海道の原発を動かすことは決まっていました。3.11の影響が小さかった九州は原発アレルギーが弱く、地元の理解も進んだので、川内が1番手になったのです。安倍首相がトップセールスで売り込んでいる原発輸出ビジネスを軌道に乗せるためには、日本が原発ゼロでは説得力がありませんからね」(経産省関係者)

政治日程を考えると、これがギリギリのタイミングだという。

「経産省や財界の思惑もありますが、安倍首相が最も気にしているのは来年の参院選へのマイナス影響。これを最小限に抑えるには、今国会中の再稼働は必達なのです」(永田町関係者)

それにしても、原発再稼働といい、安保法案といい、どうして安倍首相は必要もない政策を次々に強行するのか。

これほど国民と乖離する政権は戦後初めてじゃないか。
…….

2号機の核燃料 70%~100%溶融か
核燃料ほぼ全量溶融 福島第1原発1号機