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「聖域なき関税撤廃を前提とする限りTPP交渉に交渉参加に反対するという公約を掲げ」

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http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/192/0014/19210130014004.pdf

○徳永エリ君 TPPは、民主党の菅総理が言い出したTPPであると、民主党の野田総理が参加交渉を決めたTPPだと、そうおっしゃる方がおられますが、政治家で初めてTPPのことを口にしたのは、二〇〇八年、ペルーのリマで開かれたAPECの閣僚会議で、当時の二階俊博経済産業大臣であります。はっきりとTPPを進めると、そうおっしゃっています。それから、当時の総理大臣でありました麻生財務大臣もこのことはよく御存じだと思います。そして、日本のTPP交渉参加を決めたのは、二〇一三年の三月十五日、安倍総理だと、そのことをしっかりまずはTPPの審議に入る前に国民の皆さんにも御理解をいただきたいというふうに思います。

なのに、民主党政権時代は、多くの自民党の議員の方々がTPPに反対をしていました。二〇一二年の政権交代の選挙では、有名なこのポスターでございますけれども、自民党のTPPポスターとインターネットで検索すると一番最初に出てきます。「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。」、このポスターを二〇一二年の選挙のときに自民党はいろんなところに貼って選挙を戦ったわけであります。

確かに時代は変化していると思います。社会構造の変化や経済と安全保障の問題、TPPの協定の内容の全てを否定するわけではありませんけれども、TPPによって参加国で企業利益の拡大のための共通のルールを作ること、規制改革、制度の変更によって失われるものや痛みを負うものがあるということは否めないと思います。TPPに反対する人たちは、そのことをとても心配しているわけであります。

それで、ここに二〇一二年の月刊「ウイル」の記事があります。当時TPPに反対しておられた稲田防衛大臣と田中康夫元衆議院議員との対談記事であります。このタイトルは「TPPは日本壊国宣言だ!」と。壊す国です。壊れる国の壊国宣言であります。このことを覚えておられますか、稲田大臣。

○国務大臣(稲田朋美君) 御指摘のとおり、野党時代、一政治家として様々な発言をしていたことは事実でございます。

○徳永エリ君 この記事の中で稲田大臣は、農業だけの問題じゃないんです、日本の文明、国柄の問題なんですとおっしゃっています。これ、どういう意味ですか。

○国務大臣(稲田朋美君) TPPは、農業だけでなくて、三十項目に及ぶ様々な日本の課題、日本の分野についての難しい交渉であるということを述べているということでございます。

○徳永エリ君 稲田大臣は、自民党の中でも先頭に立ってTPP反対の署名を集めておられました。その姿が今も目に浮かびます。それから、憲政会館で行われたTPPの反対集会でも、自民党を代表して、国益を守るためにはTPPは断固反対だと力強く演説をなさっていて、私は本当にすばらしいなと思って聞いていたのを思い出します。

この「ウイル」の記事なんですけれども、どういうことをおっしゃっているかというと、アメリカ型の何でもありの市場原理主義は人々を幸福にも豊かにもしないことは、ウォール街のデモを見れば分かります。そういうカジノ資本主義を規制して、真面目に物づくりをしている中小企業を守ろうと言っていたときにTPPをやるなんて、矛盾もいいところだと。TPPは日本をアメリカの価値観で染めるということですから。そんなことをしているうちに、日本は潰れてしまいますよ。そうおっしゃっています。

そして、地方公共団体も、公共事業など地場の企業に発注することでその地方にお金が落ちるようにやっているわけですが、それも非関税障壁と言われれば許されなくなってしまいますと。どうしてこれだけ問題が懸念されるのに、TPPでバラ色の未来とばかりに突っ込んでいこうとするんでしょうか。そこまで言っているんです。

今、改めてこのときの稲田大臣の御発言を聞かれて、どのように思われますでしょうか。

○国務大臣(稲田朋美君) 御指摘のとおり、TPPは国益が懸かった大変難しい交渉です。それゆえ、そのときに、国益を守る基準なくしてTPPに突っ込んでいくことについて大変危機感がありました。反対運動をして、そして……(発言する者あり)

○委員長(山本一太君) 御静粛に願います。

○国務大臣(稲田朋美君) 自民党の中で何を守るかというルールを決め、また公約において聖域なき関税撤廃ではないという公約を掲げ、安倍政権になって、安倍総理とオバマ大統領との間で聖域なき関税撤廃ではないということを確認をしてTPP交渉に入り、また二年間タフな交渉を続けて国益を守ってきたということでございます。

○徳永エリ君 かつては民主党はTPP交渉には入っておりませんでした。これからどういう交渉が行われるかも分からないという状況であって、要するに、TPPがどういう貿易協定であるかという原則を恐らく大臣はお分かりになっていたので、もうTPPは駄目なんだと。これ、どこが交渉するという問題じゃないと思うんですね。TPPの仕組みそのものが問題だということをあのとき論じておられて、そして反対をしていたんだと思います。例えば、じゃ、自民党が交渉したからといってISD条項は変わりましたか。変わらないと思いますよ。その中身は変わっていないはずです。

ですから、なぜ、稲田大臣がここまでTPPは反対だと、国柄が守れなくなると、文明が守れなくなるんだと本当に心配しておられたのに、今、TPPを賛成されるのか全く分かりません。もう一回お伺いします。

○国務大臣(稲田朋美君) 繰り返しになりますけれども、当時、民主党政権が何を守るかという基準をなくしてTPP交渉に入ることについては大変危機感を持っておりました。そういった意味において、その反対運動を受けて、自民党の中でルールを決め、そして聖域なき関税撤廃ではないということを公約に掲げ、安倍政権が誕生し、安倍総理とオバマ大統領との間で聖域なき関税撤廃ではないということを確認をし、二年間にわたる日本の国益を守る交渉をし、さらには経済対策等々を打ってこのTPP交渉の発効を目指して今国内手続を前進をさせているということでございます。

○徳永エリ君 だって、前の国会、さきの国会のTPP特別委員会でブルネイ交渉会合の真っ黒黒の資料が出てきたじゃないですか。どういう交渉をしているのか全く分からないんですよ。全く分からなくて、そしてTPPそのものが大変に問題のある協定だということはみんな懸念しているはずなのに、私たちは、自民党がきちんと、当時と違った交渉内容、国益をしっかり守ったのかということはとても今確認できるような状況でありません。

稲田防衛大臣だって、二十一分野三十章をきちんと全部把握しておられるかどうかも分かりませんし、それから、先ほどお答えいただいておりませんでしたけれども、ISD条項だって、ISD条項そのものは変わらない。TPPの中に入っている。大変に毒素条項と言われ危険な条項であると。なぜお心変わりしたのか、全く理解できないです。

それから、二〇一一年の産経新聞、ここでもインタビュー記事があります。弁護士、衆議院議員稲田朋美、普天間のツケをTPPで払うなというタイトルになっております。

ここで、日本は、もうけた者勝ち、何でもありを是正し、カジノ資本主義を正す責務がある。TPP参加はそういう役割を自ら放棄することになる。なぜなら、TPPは米国の基準を日本が受け入れ、日本における米国の利益を守ることにつながるからだ。それは、日本が日本でなくなること、日本が目指すべき理想を放棄することにほかならない。TPPバスの終着駅は日本文明の墓場なのだというふうにおっしゃっているわけです。

参議院 予算委員会 平成28年10月13日
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/192/0014/19210130014004a.html
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「私からは先の衆院議員選挙で聖域なき関税撤廃を前提とする限りTPP交渉に、交渉参加に反対するという公約を掲げ、また自民党はそれ以外にも5つの判断基準を示し政権に復帰をした、そのことを大統領に説明をいたしました。」 安倍総理 平成25年2月23日 内外記者会見 https://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/statement/2013/naigai.html
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???TPPは中国包囲網???
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TPP RCEP 日EU-EPA TTIP ITA TiSA FTAAP WTO 2030 多角的自由貿易投資体制 経団連
“経団連:多角的自由貿易投資体制の再構築を求める”
http://www.keidanren.or.jp/policy/2015/050_honbun.html
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